世界一周バックパッカーの持ち物リスト:海外長期旅行者向きアイテムの選び方とパッキングのコツまとめ
2015年から2016年にかけて10ヶ月間世界一周バックパッカーをしてきた。旅行が好きで、21歳のときに全47都道府県を制覇し、その後、海外30カ国を旅したので、旅行やバックパッカーについての知識はある程度心得ているつもりだ。
今回はそんなぼくが「バックパッカーが本当に持っていくべき持ち物とその選び方、そしてバックパックへのパッキングのコツ」を紹介する。
ちなみに本記事は、"費用を抑えながら旅をするバックパッカー"を想定して書いている。また、預け入れ荷物が有料であるLCCの飛行機へ機内持ち込みできるように、費用だけでなく、大きさや重量も意識して厳選した。世界一周や、海外長期旅行の準備の際に見ていただければと思う。
基本的に男性バックパッカーの視点で進めていくが、女性にも参考になるように記事を目指している(つもり)。女性視点での指摘・アドバイスがあれば、SNSで気軽にどうぞ。
注1:赤文字は必ず用意するもの
注2:青文字は海外で購入可能
- 絶対に失くしてはいけない超重要な貴重品類
- LCC持ち込み可能なサイズのバックパック
- 持っていくべき衣類・靴はこれで十分
- ガジェットを最小限に抑えてスマートに旅を
- 生活に必要な日用品はこれだ
- バックパックへのパッキング方法
絶対に失くしてはいけない超重要な貴重品類
まずはじめは貴重品や証明書など。これらを失くすと旅が超ハードモードになるので、必ず肌身離さず持っておこう。
- パスポート
- パスポートのコピー2,3枚
- 海外旅行保険証
- 国際予防接種証明書
- 国際学生証
- 運転免許証
- 国外運転免許証
- ビザ用証明写真
- 緊急連絡先リスト
- 予備用の現金
- クレジットカード2枚
- 国際キャッシュカード1枚
これらのアイテムのほとんどは、まとめて小さいポーチに入れておくと便利である。100均で売っているようなものでいいが、外から中身が見えず、水に強いものを選べば間違いない。このポーチだけは必ず守ろう。
例外として、パスポートとメインのクレジットカードはよく使うので、この2つはポーチに入れず別で持っておく方が使いやすく、まとめて紛失するリスク分散にもなる。
念を押すが、これらは本当に大事なものである。失くさないように持っておくだけでなく、EvernoteやDropboxなどのクラウドサービスを利用して、スキャンデータをオフラインでもスマホやPCから閲覧できるようにしておこう。
パスポート・パスポートコピー
パスポートは言うまでもなく、自分を証明するあらゆる場面で提示することになる。空港や国境などではもちろん、コンビニやスーパーでお酒を買うときに必要な国もある。つまり、最も重要な書類であり、かつ、すぐに出せる必要もある。先に述べた通り、いちいちバックパックの中の貴重品ポーチから取り出すのはナンセンスである。
ぼくの場合、冬は上着のファスナー付き胸ポケットに忍ばせ、上着を着ない夏はサブバッグに入れていた。ちなみに、パスポートはボールペンとともに持っていると、出入国などの際にサッと出せて便利。
パスポートコピーは、頻繁には使わなかったが、ゲストハウスやレンタサイクルなどのデポジットとして預ける場合が多かった。よって白黒コピーで十分である。原則として、預けた後は返してもらわなければならないが、どうしても返ってこない場合のために2,3枚持っておくと安心である。パスポート本体を失くしてしまった際の身分証明書にもなりうるので、コピーと言えど紛失しないように保管したい。
海外旅行保険証
海外旅行保険の選び方は大きく分けて以下の3通り。
- AIU保険や金子秀人損害生命保険事務所などの保険会社を通じて、旅行するすべての期間を保証する海外旅行保険に加入する
- 出国してからはじめの90日間はクレジットカード付帯の海外旅行保険で代用し、91日後以降から海外で加入可能な海外旅行保険に加入する
- 海外旅行保険には加入せず、怪我や病気をした場合はまず自費で治療費を立て替え、帰国後に国民健康保険の海外療養費制度を利用する
ぼくは費用を節約するために、「2」の方法を利用したが、多くのバックパッカーは「1」の保険に加入する場合が多い。その場合は、保険会社から発行される保険証を持っておくこと。その中には、怪我や病気をしたときのアレコレが記載されているので大切に保管する必要がある。
国際予防接種証明書
予防接種を受けると発行される黄色い手帳型の紙のことだ。アフリカ諸国など、入国時に黄熱病の予防接種の証明を強いられる場合以外、提示する機会はないが、旅先で病気になった際に必要なので持っておくこと。
国際学生証(31歳未満限定)
国際学生証は、ユネスコ承認の学生身分証明書で、世界各国の観光地や公共交通機関で割引が受けられるものである。学生証という名前であるが、学生でない31歳未満の人も国際青年証という形で取得可能である。発行は大学生協などで直接発行するか、郵送を選択できる。発行手数料は税込1750円(郵送の場合は諸々込みで2300円)であるが、割引を受けることで簡単にペイできるので発行しておくと良い。
ぼくはペルーのマチュピチュなどで国際学生証の割引を利用した。マチュピチュへの入場料だけでも約2200円の割引なので、そのお得さをお分かりいただけると思う。
詳しくは公式ホームページで。
運転免許証・国外運転免許証
これは必須というわけではないが、あると旅の視野が広がる。運転免許証を持っている方は、住んでいる地域の警察署か免許センターで取得可能。有効期限は1年で発行手数料は2400円。
日本の運転免許証を持っていて、国外運転免許証を持っていない場合でも、運転可能な国もいくつかある。日本の運転免許証だけでも持っていくと良いだろう。
ビザ用証明写真
ビザを取得する際に証明写真が必要である。証明写真の詳しい条件については以下のページに記載されているが、ぼくの場合、5cm×5cmで白背景の写真で問題がなかった(一応確認しといてね)。取得するビザの数にもよるが、写真用紙に6セット配置されたものを1,2枚持っておけば十分だろう。もし数が不足した場合も、現地で取得することが可能である。
緊急連絡先リスト
これはかなり重要である。我々は連絡先をスマホやPCで管理する場合が多いが、それらを紛失してしまったときに為す術がない。
最低でも、
- 自宅
- 家族
- 学校や勤め先
- クレジットカード会社各種
- 銀行
- 海外旅行保険
- 国際学生証
- 免許証
などの連絡先をデバイス上だけでなく紙にも書いて持っておこう。
再びになるが、スキャンしてEvernoteなどのクラウドサービスにも保存しておこう。
予備用現金
クレジットカードも国際キャッシュカードも紛失してお金が全く降ろせない非常時用に現金(日本円かアメリカドル)を持っておこう。金額は新しいカードが発行されるまでの約1週間くらいを過ごせるだけあれば問題ないと思う。5〜10万円分くらいあればok。
クレジットカード
旅中のお金のやりくりは、クレジットカードの国際キャッシングを利用する方法が主流であり、利率的にお得である。クレカの国際キャッシングには限度額が定められていることと、ATMによって対応していないカード会社があるので、最低でもVISAとMasterCardを1枚ずつ持っておくと良い。日本を出国する前にショッピング利用額と国際キャッシングの限度額を引き上げておくのをお忘れなく。
ぼくは、楽天プレミアムカード(MasterCard)をメインとして利用し、三井住友VISAカードをサブとして持っていた。楽天プレミアムカードに加入すると、無料で空港ラウンジが使い放題のPriority Passをゲットできてかなりお得。
国際キャッシュカード
上述した通り、基本的にはクレカの国際キャッシングでATMからお金を降ろすことになる。もし持っているクレカが限度額を過ぎた場合、活躍するのがこの国際キャッシュカードだ。ぼくはジャパンネット銀行のカードを使っていた。
国際キャッシュカードはクレカのように限度額の設定はなく、口座に入っている日本円が外国通貨に両替されて引き出せるというものである。紛失した場合もネット上で口座からお金を抜いておけば悪用されることはないが、為替レートがクレカほど良くないので、メインとして使うのはオススメしない。とはいえ必須アイテムには変わりないので用意しておこう。
LCC持ち込み可能なサイズのバックパック
バックパックで用意しておくべきものは以下。(赤字は必須)
- メインバッグ
- サブバッグ
- ショルダーバッグ
冒頭で説明した通り、本記事はLCCに持ち込み可能なサイズの荷物に収めることを前提としている。LCCは預け入れ荷物が有料であり、バックパッカーにとって大きな出費となるからである。
一般的な世界一周バックパッカーはもっと大きな荷物を持っていることが多い(ぼくも初めはそうだった)が、荷物は軽くて小さいほど移動しやすいので今回は現実的かつ、できるだけコンパクトなバックパックを紹介する。是非参考にしていただきたい。
趣旨とは違うが、3ヶ月ほどのアジア周遊を予定しているのであれば、バッグもタイやベトナムで調達することも可能。だが、見た目は変わらないものの、品質が明らかに落ちるのでロングランするには不向き。
メインバッグ
(deuter AirContact 45+10L)
メインバッグは45Lくらいが妥当。
ドイツの有名ブランドdeuterのAirContactシリーズ。かなり丈夫。可動式の背面パッドが背中とバッグの間の通気性を保ってくれる。胸前や腰のベルトがしっかりしているのでバックパックの重さが分散され、使い心地◎。相当詰めすぎない限りはLCC持ち込みも可能である。
ぼくはこのシリーズの55+10Lのものを使っていたが、デザインも良く機能も申し分なかったのでかなりオススメしている。
※deuter製品含め、バックパックは東南アジアなどで本物か偽物か分からないような商品が1万円もしない価格で売っているが、肩ベルト部分が脆く、壊れやすいので日本で買っておくべき(ある旅人談)。
サブバッグ
(KATAカメラリュック)
サブバッグは貴重品類や煩雑に扱われたくない電子機器を入れて肌身離さず持っておくイメージ。また、宿にメインバッグを置いて出掛けるときにも使用できる。
つまり、電子機器の重さに耐えられる丈夫さと、それを背負っていて肩に負担の少ないものを選ぶ必要がある。
以上を踏まえてオススメできるのはこれ。現在、新モデルが販売されているが、旧モデルの方がオシャレ。下記は旧モデル。ぼくはこれに胸前のベルトを自作で取り付けた。重さの感じ方がかなり変わる。
電子機器もメインバッグに入れて持ちたいという方は、サブバッグは小さいショルダーバッグでいいんじゃないだろうか。1つだけ気を付けたいポイントは、南京錠をかけられるか。サブバッグには貴重品ポーチなどを入れることになるので、鍵のかけられるものにしよう。
ぼくが世界一周で実際に使っていたのはこれ
ぼくが実際に使っていたメインバッグはこれ。上のもののワンサイズ大きいモデルである。LCCの持ち込みはかなり押し込んで、交渉して、やっと持ち込めた、という感じ。世界一周の後半はこれを日本に送って、もっと小さいもので代用していた。
荷物が多いのであればこのサイズがいいかもしれないが、ぼくが次買うならば45Lのモデルにするだろう。
サブバッグは上に書いたKATAを使用。東南アジアに1ヶ月旅行ならば、このサブバッグだけで行けるサイズである。PC用スペースが分けられているのが便利。
持っていくべき衣類・靴はこれで十分
バックパックの中の多くを占めるのが衣服になるだろう。
1つ1つは軽くても詰めてみると重くなりがち。服こそ現地で調達できるので、古くなったり足りなくなったら買うというのがベストのように思う。
ただ1つ言えるのはユニクロ製品は値段も品質も最強。海外の激安衣類を何度も交換するのもいいが、ユニクロ製品を着まわした方がコスパが良いと感じる。海外にもいくつかユニクロがあるが、日本の方が少し安いので、日本で買っておくことをオススメする。
以下が衣類系の持ち物である。(赤字は必須、青字は現地調達でも可)
- マウンテンパーカー
- ウルトラライトダウン
- Tシャツ4枚
- 下着4枚
- 靴下4足
- 半ズボン
- 長ズボン
- パジャマ用ズボン
- 水着
- バスタオル
- ハンカチ
- 長袖シャツ
- スニーカー
- ビーチサンダル
- 帽子
- サングラス
衣類は、圧縮袋(100均一で売ってる)を使って持って行こう。このときのポイントは、毎日開ける袋(Tシャツ・下着・靴下など)と毎日は開けない袋(上着などの季節もの )に分けておくこと。着用済みの衣類を入れる忘れず袋も用意しよう。100均のランドリーバッグがコスパが良く、使いやすい。
マウンテンパーカー(THE NORTH FACE)
メインの上着として使用。真夏の暑い日以外はずっとこれを着回すことになるだろう。
薄くて暖かい、そして雨やホコリに強いものを選ぶ必要があるので、多少値段が張っても良いものを買って損はないと思う。帰国後も使えるので。
ぼくはこのモデルを使っていた。GORE-TEXなので撥水してくれるし、薄くて暖かいしかなり重宝した。
ウルトラライトダウン(ユニクロ)
バックパッカーに超ありがたいウルトラライトダウン。軽くて小さく折りたためるので、サブバックに忍ばせておこう。電車やバスで、我慢できないくらいエアコンが効いてることがよくあるのでそんなときにサッと出せて便利。夜行バスでは枕としても有効。
ぼくは2枚持って行った。付属のケースに2着のダウンを詰めれるのでバックパックのスペースの節約ができる。
→ユニクロ MEN ウルトラライトダウンパーカ - UNIQLO ユニクロ
Tシャツ・下着・靴下
この辺はなんでも。選ぶポイントをいくつか挙げるならば、
- 手洗いしても伸びないか
- 汗をよく吸ってくれるか
- 洗濯後、すぐ乾くか
- 古くなったら捨てる覚悟ができるか
くらいだろうか。ぼくはほぼユニクロで固めていた。
靴下に関しては、出発の季節によるが、分厚いのは場所をとるので基本は夏用のもの。寒い地域・季節になればその場で買い足し、使わなくなったら捨てれば良い。
枚数は4枚が妥当。洗濯のペースを落としたければ5枚、6枚と持っていっても良いが、バックパックのスペース・重さを考えるとあまり多くは持ちたくない。
ぼくはこれに加えて、ヒートテックを上下数枚ずつ持っていた。1月の北米は雪が降るほど寒く、毎日使用したが、その後は寒い地域に行く予定がなかったので処分した。
半ズボン・長ズボン・水着・パジャマ用ズボン
ぼくの場合、半ズボンとしても使用可能な水着(色が派手でなく、ポケット付き)を持っていたので、上記を各1着ずつ用意した。つまり、実質2着の半ズボンを着まわしていたことになる。なので女性は上記それぞれ1着ずつに加えて、ショートパンツやワンピースなどを用意した方がいいだろう。
長ズボンは寒い地域ではもちろん、少し良いレストランに行く際に重宝するので、控えめなデザインのものがベター。
バスタオル・ハンカチ
バスタオルは宿によっては無料で使える場合もあるので1枚で十分である。速乾のものを用意した方がいい。
ハンカチは正直何でも結構である。最悪捨てれるくらいのものを持っていくと良い。
長袖シャツ
必須というわけではないが、オシャレなレストランに行く際に襟付きのものを持っていた方がいい、というくらいのイメージである。
ぼくは、冬はヒートテックの上にこの長袖シャツを着用し、ウルトラライトダウン2枚とマウンテンパーカーを重ね着して寒さをしのいだ。
スニーカー・サンダル
歩きやすく、靴擦れしないものであれば何でも良い。海外にも安いものがたくさん売っているので現地で調達すれば良いだろう。
サンダルを履いたままシャワーを浴びる場合が多いので、ビーチサンダルが便利。
帽子・サングラス
日差しが強い国が多いので持っておいた方が良いが、東南アジアや南米などでかなり安く購入可能なのでわざわざ用意する必要はない。
ガジェットを最小限に抑えてスマートに旅を
荷物の中で重量の多くを占めるのが電子機器類。本当に必要なものを厳選しなければならない。衝撃に強く壊れにくい、というポイントも意識しよう。
以下はあくまで、ガジェット類の候補にすぎない。ぼくなりのコメントも書いているのであなたにとって本当に必要なものを厳選してほしい(赤字は必須)。
- スマートフォン
- PC
- 外付けHDD
- USBメモリ
- モバイルバッテリー
- たこ足コード
- マルチ電源プラグ
- カメラ
- 三脚
- 電子書籍リーダー
- 各種充電器
ガジェット類はできるだけひとつにまとめてポーチに入れて、サブバッグに入れよう。ポーチは衝撃を吸収する分厚いものを選んでおいたほうが賢明。
スマートフォン
現代の旅には言うまでもなく必要。ネットも地図も航空券予約もホテル予約も電卓もアラームも読書もゲームもすべて1台で済ませられる。できるならばSIMフリーのものが良い。スマホを盗難された時の予備として古いスマホを持っているとなお良い。
ぼくは当時、iPhone 6 plus(128GB、SIMフリー)と予備でiphone 5(32GB)を使用。iPhone 6 plusはディスプレイが大きく、ストレージを大きいものを選んだので電子書籍を読むことも併用できた。加えてSIMフリーだったので、東南アジアや南米でプリペイドSIMを買ってネットを使うことができ、かなり便利だった(もちろんWi-Fiだけでも旅は可能だが)。日本では格安SIMと契約し、SIMフリースマホを使っているので長期的に見ればSIMフリースマホへの投資はお金をかけても問題ないと思う。ただし、海外でのiPhone盗難にはくれぐれも注意。
世界一周のためにわざわざ買おうと思っているなら、アンドロイドのSIMフリースマホを使っても良いだろう。帰国後も格安SIMと併用して使うことになると思うので、何を選ぶかは個人で考えてもらいたい。
PC・外付けHDD・USBメモリ
スマホ一本ではなく、あると便利なのがPC。PCを持つとそれに付随して外付けHDDやUSBメモリ、充電器などのアクセサリを持たないといけないので、荷物を最大限減らしたいバックパッカーにとっては悩める種だと思う。ブログを書きたい人や、ネットで仕事をする場合は特に有用だが、バックパックの重さとよく相談しよう。
ぼくは世界一周中にネットで仕事をしていたので、MacBook Air 11インチを持って行った。今はほとんどのことがスマホでできるので、必須ではないがぼくは持って行って良かった。
PCを持っていく人は、外付けHDDとUSBメモリを持っておこう。写真のデータを移したり、スキャンしたガイドブックを管理するために有用である。電子機器なので、衝撃に強いものを選ぶならば、Transcendがおすすめ。ぼくもこれを使っている。
モバイルバッテリー
長距離移動や丸1日観光するときなど必ず使うことになるのが、モバイルバッテリー。旅先でスマホの充電が切れることはどうしても避けたい事態なので大容量のものを選べば間違いない。
もし用意できなかった場合や、途中で壊れた場合でも、海外で購入可能だ。あまり神経質に悩むところではないだろう。
たこ足コード
コンセント位置が遠い場合や、ドミトリーで、少ない電源ポートを分け合って使わなければならない場合がよくあるので、たこ足コードは必携である。コードが長すぎるものは重くてかさばるので、ある程度のもので良い。
マルチ電源プラグ
海外には電源プラグの形が日本とは異なる国がたくさんある。その場合に、どんな形の電源プラグであっても日本のプラグが対応する形に変えてくれるのが、マルチ電源プラグである。ネットで売っているので必ず購入しておこう。
カメラ・三脚
旅先の絶景を記憶だけに保存しておくのはもったいない。最近のスマホもカメラの性能が良くなっているが、やはり一眼レフ・ミラーレスのそれには及ばない。カメラや写真へのこだわりがない人でも旅行中に芽生えるかもしれないのでカメラは持っていても良いと思う。
ぼくはNikonのD5500という一眼レフカメラを使っているが、特別写真への情熱がない人であれば、スペースを取ってしまうので、よりコンパクトなミラーレス一眼やコンデジを選ぶと良いだろう。
三脚は星を撮るときに必須。ぼくは持っていなかったが、せっかく一眼レフを持って行ったならば小さい三脚を持っていくべきだった。海外でも入手可能だが、ネットで安く買える。
電子書籍リーダー
ぼくはiPhone 6 plusで代用したが、今はAmazonプライムでKindle本が毎月1冊無料で読めて、かつKindle本体が4000円引きで購入できるのでAmazonプライムに登録する価値あり。
各種充電器
言うまでもなく必須。
生活に必要な日用品はこれだ
続いては日用品。長かったけどもうすぐだから頑張って!w
では。以下が、日用品の候補。各々必要なものを厳選してほしい(赤字は必須)。
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シャンプー・コンディショナー
- ボディソープ
- ひげ剃り
- 眉毛用カミソリ
- くし
- 耳かき
- 綿棒
- 爪切り
- 整髪料
- 世界対応ドライヤー
- 洗剤
- 柔軟剤
- 洗濯用ロープ
- S字フック
- 洗濯バサミ
- 洗濯用バケツ
- コンタクト・洗浄液
- メガネ
- 薬
- 絆創膏
- ジップロック
- ネックピロー
- 耳栓
- マスク
- 南京錠
- ティッシュ
- トイレットペーパー
- ウエットティッシュ
- (女性)化粧道具
- (女性)生理用品
これらのアイテムを「使う場所ごと」に分けてジップロックやポーチなどに分けよう。例えば、洗面所で使いそうなもの(歯ブラシ・シャンプー類・洗面道具類・洗濯系など)は通気性の良いメッシュのポーチに入れてメインバッグにカテゴライズするのがベスト。メッシュのポーチ内も、洗面道具や洗濯系ごとにジップロックで1つにまとめていると使いやすくなる。
また、移動中に使うもの(ネックピロー・耳栓・マスク・ティッシュ・ウエットティッシュなど)ならすぐ出せるようにサブバッグに入れておくのが良いだろう。 このように、「使う場所ごと」に分けておくと、荷物を取り出す時に便利である。
以下、コメントしておく必要があるもののみコメントしておく。
シャンプーなどの消耗品
歯ブラシなども含め、消耗品はなくなればどこでも簡単に手に入る上、費用も安い。大きいものを持っていると不便なので、小さいサイズのものでいい。
ボディソープと洗剤はタッパーに入れた固形石鹸でも代用可能。
洗面道具類
耳かき・綿棒・爪切りは日本製のものが良いと思う。質が全く違うからだ。特にこだわりがなければ、100均でほぼ揃うだろう。
洗濯
洗剤や柔軟剤は小型のプラスチックのボトルに入れておけば持ち運びやすい。なくなれば買い足せるので心配はいらない。固形石鹸で洗濯をするバックパッカーも多いので個人に任せる。
洗濯用ロープやS字フック、洗濯バサミはいろんなところに衣類を干せてとても便利なので用意しておこう。これらも100均で購入可能である。
洗濯用バケツは必ずしも準備する必要はない(ぼくはスーパーのビニール袋に衣類と洗剤・柔軟剤を入れて手洗いしていた)が、旅人に人気なスクラバウォッシュという携帯洗濯袋を買っておくのも良いだろう。10分の1の水量で洗濯機と同等の洗浄力というから驚きだ。最高にクールである。
薬
最低でも風邪薬と正露丸があれば十分。海外特有の病気になった場合は現地の薬が一番効くので焦らず病院へ行こう。
ジップロック
荷物をパッキングするときに小分けできて便利である。大小いくつか持っておこう。
また、旅行中にもらったパンフレットなどを取っておきたいならば紙用のプラスチックファイルも用意しておくと良い。
南京錠
必須。バックパックを開けられないようにしっかり閉めておこう。
また、バックパック本体をベッドなどに結びつけておくワイヤー付きの鍵も有用である。それぞれ100均で手に入れよう。
ティッシュ系
海外では、日本の飲食店のようにおしぼりやウエットティッシュがもらえないことが多い。あると便利なのでサブバッグのポケットなどに入れておくと良い。
また、トイレにトイレットペーパーが設置されていない場合があるため、トイレットペーパーを持っておこう。芯を抜いておくとかさばらずに済む。さらに、紐を通しておくとトイレで取手や首にかけれるので便利である。
バックパックへのパッキング方法
これまで世界一周バックパッカーに必要な持ち物を紹介してきたが、最後にバックパックへのパッキング(詰め方)のコツを説明しておく。
ポイントは6つ。
- 「使う場所」や「使う頻度」ごとにポーチやジップロックで小分けする
- 液漏れしそうなものはジップロックに入れておく
- 貴重品やすぐ使うもの、壊れやすいものはサブバッグへ
- 衣類や頻繁に使わないものは圧縮してメインバッグへ
- バックパックに詰めるときは重いものを下部、かつ内側(背中側)に
- スペースを空けておく
以上を意識しながら、必要なアイテムをバックパックへ詰めれば5〜10kgくらいではないだろうか。
何度も言うが、荷物は軽くて小さいほうが移動がしやすく楽だ。だいたいのものは現地で購入可能なので、スペースが余っているからといってたくさん持って行こうとするのは避けたほうが良い。本記事の通りにアイテムを揃えれば、バックパックにスペースがあるのは当然であり、心配することはない。
本記事が、バックパッカーの快適な世界一周への手助けになれば嬉しい。
以上、ナカイコウキでした。
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