世界一周バックパッカーの総費用と節約方法まとめ
"世界一周"と聞けばその「費用」が気になるだろう。
ぼくも世界一周に行く前は費用の面が不安で不安で、たくさんのブログを見て調べた。結局、費用のことはおろか、海外のことすら右も左も分からないまま旅立つことになったが、無事資金が尽きることなく一周し終えることができた。
だから、もっと節約できたと思うのが正直なところだ。本記事ではその経験を反省しつつ、これから世界一周に出る者の手助けになるような記事を目指している。
- ぼくの世界一周バックパッカー情報
- 世界一周の準備にかかった費用 124,775円
- 世界一周中にかかった費用 1,534,834円
- 総費用 1,659,609円
- 世界一周の準備にかかる費用の節約術
- 世界一周中にかかる費用の節約方法
ぼくの世界一周バックパッカー情報
はじめに費用を公開するにあたって、ぼくの世界一周旅行の基本的な情報を紹介しておく。みなさんが計画している世界一周の期間やルートなどと照らし合わせて読んでほしい。
ぼくが世界一周を行った期間
2015年9月末に日本を旅立ち、2016年8月末に終了した。その間に2回、日本に一時帰国したので、実際に海外で生活をしていたのは約10ヶ月間だ。
世界一周をする日本人の中には、何年間もの期間旅をしている人もごく稀にいるが、少なくともぼくが旅の途中で出会った人たちは1年間前後の期間で世界一周をしているバックパッカーが多かった。実際、ぼく自身も10ヶ月という期間はちょうど良かったと感じている。
むしろ、少し話がずれるが、旅を続けていくうちに、景色や建造物を見て"感動すること"に慣れてしまって、世界一周のわくわく感みたいなものはだんだんと失われていくのが現実だった。そういう意味でも、世界一周バックパッカーの期間は1年くらいに設定することをぼくはおすすめする。
ぼくの世界一周ルート
ぼくの世界一周のルートはざっとこんな感じ。
- アジア(3ヶ月)
- 北米(1ヶ月半)
- 南米(3ヶ月)
- ヨーロッパ(1ヶ月強)
- アジア(1ヶ月)
世界一周のスタートはフィリピンのセブ島で2ヶ月間語学留学をしていたので、最初のアジアの3ヶ月間にはその期間の2ヶ月も含めている。つまり、2ヶ月留学+1ヶ月バックパッカーという具合だ。要するに、バックパッカー旅だけで考えると8ヶ月で30カ国70都市(離島含む)に訪れたことになる。
世界一周のスタイル
THEバックパッカーという感じの貧乏旅。個人的には、同世代のほとんどの世界一周旅行者がこれに当てはまる、と思っていいだろう。
基本的には節約しながらの旅をするバックパッカーだが、お金の管理を適当にしてしまうと思っているより早いペースで貯金が減ってしまう。
- 節約するべき・節約したいところ
- お金を使うべき・使いたいところ
をしっかり分けて考えておくことが賢い旅に繋がる。
ぼくの場合は、「節約するべき・節約したいところ」は宿泊費や移動費だ。安いゲストハウスに泊まってさまざまな国の旅人たちと交流できることは、ぼくには良いことしかなく、旅を刺激的にする。ゲストハウスの選び方さえ慣れてしまえば、海外で安いホテルに泊まる不安感はしだいに薄まっていく。詳しくは後で説明する。
一方、「お金を使うべき・使いたいところ」はその国特有の食事にかかる費用。ぼくは世界各地の観光地に行くことよりも現地の食事に興味があったので、ここへの出費は惜しまなかった。と言っても嗜む程度だが。
世界一周の準備にかかった費用 124,775円
世界一周の準備にかかった総費用は、124,775円。
おおまかなカテゴリーに分けるとこんな感じ。
- 旅アイテム
- 予防接種
- 海外旅行保険
それではカテゴリ別費用の内訳を詳しく説明する。
旅アイテムの費用 57,729円
元々持っていたものは省き、世界一周のために購入したものだけを載せている。PCやカメラなどを新しく買う必要がある人はそれも合わせて考えてみてほしい。
- メインバッグ(deuter) :29,160円
- サブバッグ(KATA) :13,100円
- ウルトラライトダウン(UNIQLO):8,625円
- マネークリップ :530円
- 小銭入れ:108円
- マルチ電源プラグ :1,994円
- 速乾バスタオル(2枚入り) :1,599円
- 南京錠(4つは100均、1つはTSAロック ):982円
- 寝袋 :1,091円
- 圧縮袋3枚:324円
- ポーチ:108円
以上合わせて、57,729円。
メインバッグとサブバッグは毎日使うので、丈夫でおしゃれなものにしようと思ってちょっと良いのを購入した。だが、良いアイテムを持てばそれだけ盗難のリスクがあるのは理解しておいた方が良い。
他のアイテムは、世界一周した人のブログを参考にしてAmazonや100均から厳選したが、寝袋は全く使わなかったので譲った。荷物が多いと移動がかなりメンドウに感じるので、世界一周に必要な持ち物についてはこだわって厳選した方が良い。
参考までにこの記事を紹介しておく。
→世界一周バックパッカーの持ち物リスト:海外長期旅行者向きアイテムの選び方とパッキングのコツまとめ
予防接種の費用 30,000円
予防接種は、行きたい国・地域によって受けるべきものが変わる。ぼくは出発の時点でほとんど行き先が決まってなかったので、だいたいのバックパッカーが受けるであろう以下の4つを受けた。
- A型肝炎
- 腸チフス
- 破傷風
- 日本脳炎
合わせて30,000円ほど。
予算に余裕があるなら、狂犬病の予防接種も受けといた方がいいかもしれない。
海外旅行保険の費用 37,046円
世界一周に旅立つ前は保険に関する知識が全くなかったので、保険関係の情報収集にかなり苦戦した。
結局、楽天プレミアムカードの自動付帯の海外旅行保険を90日使ったあと、グローブパートナーという保険会社の保険を海外で加入したが、これが保障内容と経済面の最適解だと思う。
グローブパートナーは海外で加入できる海外旅行保険。安いのも魅力の1つだ。日本の保険会社は日本を出国する前に加入しておかないといけないが、グローブパートナーはその点で便利だった。グローブパートナーについてはこの記事がかなり詳しい。
話が逸れたが、海外旅行保険にかかった費用は37,046円だ。
(注:準備費用にカテゴライズしたが、実際は旅の途中で保険に加入している。)
世界一周の準備リストは別記事で詳しく書いている。
世界一周中にかかった費用 1,534,834円
ぼくの世界一周中にかかった費用は、1,534,834円。ぎょえー。
カテゴリーで分けるとこんな感じ。ここからは人によって差が出て来やすいところだろう。
- 移動
- 食事
- 宿泊
- 観光・お土産
- その他
「移動」の費用は、航空券代や長距離バス、路線バス、電車、タクシー、フェリー、現地の交通機関にかかる費用などの移動のすべてを含む。また、飲み物にかかる費用は「食事」、ビザの取得費用は「観光・お土産」に含んでいる。
では。内訳に移る。
移動にかかった費用 590,948円
「移動」といっても様々な種類の交通機関があるが、値が張るのはやはり航空券の費用。ぼくの場合、航空券だけで439,378円だ。高い…。
ただ、ヨーロッパの航空券に関しては高くなる前にまとめて予約していたので安く済んだ。
航空券以外の「移動」 の費用は、151,570円。まあ、こんなもんだろう。
近場の移動では、基本的にタクシーはほぼ乗らず、電車や路線バス、トゥクトゥクなどをメインに使うようにしていた。
航空券以外の「移動」 の費用がかかった理由を考察すると、
- 南米を長距離バスで一周
- アメリカを長距離バスで横断
この2点が考えられる。
ということで、「移動」にかかった総費用は590,948円だった。
食事にかかった費用 535,149円
ぼくの旅は8ヶ月間だったので単純に1日3食とすると、1食あたり約740円。やはり少し高い。
ぼくの世界一周の基本的な情報のところで前述したが、「現地の食事」にはお金をかけた。お金をかけたといっても、基本的には自炊か、安いレストランを探して食べていたが、それに加えて週3〜4回は飲みに行っていたのも大きな要因だ。結果的にはこの「食費」が大きな出費となったが、現地での交流を大切な目的にしていたので仕方ないと思っている。
もし食事にこだわらないのであれば、もっと節約することができる、と捉えてもいい。
宿泊にかかった費用 314,161円
単純計算で1泊あたり1300円。
目安として例を挙げておくと、ベネズエラは1泊130円のところもあったり、アメリカや西ヨーロッパだと安くても3〜4000円くらいだ。
ぼくはBooking.comというホテル予約のスマホアプリで宿を予約していた。宿の選び方のコツは後述。
観光・お土産にかかった費用 70,191円
これには観光ビザ代も含まれている(ぼくの場合はカンボジアとブラジルとアメリカのESTA)。
張り切って世界一周に出発したわりには、もともと観光地に興味がないので、ガツガツ観光したわけではない。有名どころで行ったのは、
- ロイクラトン(タイのコムローイ祭。ラプンツェルのやつ)
- アンコールワット(カンボジア)
- マチュピチュ(ペルー)
- ウユニ塩湖(ボリビア)
- アタカマ砂漠(チリ)
- ロライマ山(ベネズエラ)
- レンソイス(ブラジル)
- イグアスの滝(アルゼンチン)
- サハラ砂漠(モロッコ)
思いつく限りでこれくらい。
その他にかかった費用 24,385円
これは主にSIMカードや、シャンプーリンスなどの日用品の費用だ。上の4つのカテゴリに入らないもの、と理解してもらえれば良い。
長くなってしまったが、以上が世界一周中にかかった費用だ。
総費用 1,659,609円
最後に実際かかった費用をまとめると、
準備から含めた総費用は1,659,609円、約166万円。
正直、出発前にはここまでかかると思っていなかったが、ある程度の貯金とネットでの収入でなんとか旅を続けることができた。他の旅人たちと比べても大差ないが、やはりもっと節約できたというのが正直な気持ちだ。以下では世界一周を計画する人へ、具体的な節約方法を紹介する。
特に航空券を安く予約する方法や、安くて快適な宿を選ぶ方法はかなり詳しく書いているので目を通してみてほしい。
世界一周の準備にかかる費用の節約術
節約術① 旅アイテムは本当に必要なものだけ
ぼくの準備費用の中でもほぼ半分を占めてるのが旅アイテムにかかる費用。世界一周した人のブログを見ていると、これも必要だ、あれも必要だ、と感じてしまう。だが、ぼくは荷物は少なければ少ないほど移動しやすくて良かったと感じている。
LCCの飛行機もほとんどが預け入れ荷物有料なので、この際、機内持ち込みできるサイズのものだけ持って行こう、必要になれば現地で調達、というのが一番安く済む。個人的には、日本の100均で買えるアイテムのみ買っておくのが良いと思う。あんなに安くて質がいいものは日本以外で見たことがない。
バックパッカーの持ち物については別記事でまとめている。
→世界一周バックパッカーの持ち物リスト:海外長期旅行者向きアイテムの選び方とパッキングのコツまとめ
節約術② 予防接種を海外で受ける
ぼく自身は海外の医療をなんとなく信頼していなかったので日本で受けたが、タイのスネークファームで予防接種を打つというのは旅人の間では有名な話。日本よりかなり安く受けれるので海外での注射に抵抗がない人には良いだろう。
この記事が参考になる。
節約術③ 海外旅行保険の選び方
ここは大きく節約できるだろう。
海外旅行保険の選び方は大きく分けて
- 保険会社の海外旅行保険に加入:旅の期間すべて
- カード付帯の保険+海外で加入可能な保険:90日+残りの期間
- 海外旅行保険に入らず、国民健康保険の海外療養費制度を使う
の3種類。
「1」は出国から帰国までのすべての期間、保険会社の海外旅行保険に加入する方法。ほとんどの人が
のどちらかを利用しているのではないだろうか。費用は行く地域と日数によって変動するので見積もりを出してみるといいだろう。
大手を選ぶメリットは、保障内容が充実していることと日本語対応なところ。保険料は高くかかっても保険は妥協したくないという人におすすめ。
ぼくも世界一周とは別の時にAIU保険を利用したことがあり、結膜炎でバンコクの病院にお世話になったが、日本人スタッフがいてくれたおかげで焦っていた気持ちが楽になった。
「2」はクレジットカードに付帯する海外旅行保険と海外で加入することができる海外旅行保険を組み合わせる方法。
ぼくが世界一周で取った方法はこれである。楽天プレミアムのクレジットカードをメインのクレカとして使っていたので、出国してからの90日間はクレカ付帯の保険を使っていた。クレカ付帯の海外旅行保険は帰国時か出国から90日後までが期限なので、適用期間終了後はグローブパートナーの海外旅行保険に切り替えた。おそらくこれが料金面+保障内容を考慮した最適解だと思う。安く済ませたい人におすすめ。詳しくはまた書きます。
「3」は海外旅行保険には加入せず、海外で病気や怪我をした場合は治療費を立て替えておいて、帰国してから国民健康保険の海外療養費制度を利用して治療費の一部を保障してもらう方法。
大きな病気や怪我をした場合、治療費を全額立て替えておくというのは現実的でないので、おすすめはしない。
このように、各々の世界一周のプランに合わせて海外旅行保険を選べれば、節約することができる。1年間の世界一周バックパッカーで特に危険な地域に行かないのであれば、「1」か「2」の方法を選んでおけば間違いない。
以上が世界一周の準備にかかる費用の節約術だ。
世界一周中にかかる費用の節約方法
ぼくは準備にかかる費用をを除いて、約150万円使ってしまった。ブログで費用を公開している他のバックパッカーと比べるとまあ同じくらいか、少し高い。
節約術① 航空券を安く予約する
航空券代は費用の多くを占めるので力を入れるべきところ。
前提として、時間がかかってでも陸路で行く方が安い場合は陸路を使うのが節約の定石だ。飛行機は楽で早くて便利だが、空港(市内から離れている場合が多い)までの交通費も含めて考えると、費用的にはおいしくない。時間をかけられるのがバックパッカーのメリットなので、バスや鉄道に揺られて移動する方が安く済む。
参考までに、航空券を安く予約する方法を説明する。
1.毎日Skyscannerで値段を確認しておく
一般的に、航空券を安くする方法論は、
- 前もって予約しておく
- 直前に売れ残った席を狙う
- 水曜日に予約する
- 深夜発着を狙う
などいろいろ言われているが、Skyscannerと毎日にらめっこしておけばそんなこと関係ない。Skyscannerでは日別に最安値を表示できるので、1週間ほど様子を見ても料金が下がらなければ早めに予約しておこう。
2.お得な路線を知っておく
これは世界一周中に、Skyscannerをぼんやり眺めていたときに気づいたが、安い路線というものが存在する。航空券の料金はただ単に距離に比例して高くなるだけではないことは当然だが、航空会社のグループや乗り継ぎ地の税金などのたくさんの条件によって"お得な航路"というのが存在する。
例えば、
- カンクン(メキシコ) ー マドリード(スペイン)
- ハバナ(キューバ) ー マイアミ(アメリカ)
- ミラノ(イタリア) ー ブカレスト(ルーマニア)
- ロンドン(イギリス) ー ティミショアラ(ルーマニア)
などは距離の割には航空券が安い。逆に、オランダとベルギー間は隣国なのに航空券は高い。
要するに、この国にはこの国からの航空券が安いor高い、という相性のようなものを知っておけば航空券が安く予約できるのだ。
これを応用すると、Aという都市からBという都市まで行きたいとき、Cという都市を勝手に経由してAーCとCーBの航空券をそれぞれ予約した方が安い、ということもある。加えて、行ける国や都市も増えるというおまけ付きだ。
こういった情報の取得は、長く旅をしているバックパッカーやその都市に住む現地人に聞くといいだろう。
もしくは、Skyscannerの"「すべての場所」を検索"という機能を使えば、出発地を入力するだけで行き先の国を安い順に並べることができるので、ひたすら検索する、というのも1つの手だ。ぼくはこのおかげでヨーロッパを安く旅することができた。
節約術② 現地の交通機関を把握しておく
市内の移動をする方法は、鉄道やバス、タクシー、アジアならトゥクトゥクなどたくさんあるが、どの方法が安く済むかを調べておく必要がある。
特に知っておくべきは、空港やバスターミナルからの移動。空港は市内の中心部から離れている場合が多いので、旅行者相手のタクシーを使うとまあまあ高い。少し歩けば市バスに乗れるかもしれないし、現地の人が利用するシャトルサービスがあるかもしれない。調べればネット上にたくさん情報があるので、事前に調べておこう。分からなければ現地の人が利用しているアクセス方法を聞けば良いだろう。
節約術③ 夜行バスをうまく活用して宿泊費を浮かせる
都市間の移動や国境を越える際は、長距離バスを利用するだろう。そのとき、夜行バスを選ぶとその日の宿泊費を抑えられるのでオススメ。意外だが、海外の長距離バスは座席が広くて快適に寝れることが多いので夜行でも問題ない。
節約術④ 自炊で食費を抑える
自炊をする際のポイントは、国によって高い食材・安い食材を知ること。
玉ねぎとジャガイモとトマトはどこでも安かったので、ぼくはパスタとともによく使った。
節約術⑤ 安くて快適な宿を選ぶ
ぼくはBookig.comを利用して宿の情報収集をしていた。
安くて快適な宿を選ぶ際の具体的な方法は、
- Booking.comのアプリでその都市の宿を検索
- 検索結果を"価格の安い順"に並べる
- 評価7以上の宿の詳細情報をチェック
- その時点で予約はせず、Google Mapsで星をつけておく
- 1〜3個くらい目星をつけておく
- 当日、中に入れてもらって部屋をチェック
- 気に入れば価格交渉をしてチェックイン
安宿はだいたいチャイナタウンなどに固まっているので、予約せずに飛び込みで宿に行っても問題ない。むしろ実際に部屋を見てから決めることで、宿選びに失敗する可能性はグッと減る。
実際に部屋を見るときのチェックポイントは、
- 部屋の快適度(清潔さやエアコンの有無など)
- Wi-Fiの強さ(部屋でも繋がるか)
- シャワーの強度・温度(水しか出ない場合もあるので)
- 洗面所やトイレの清潔さ
- 鍵付きロッカーの有無(貴重品を入れるサイズがあればok)
- 混雑度(人がいなさすぎるのも怖い)
- スタッフの親切さ(重要)
くらいだろう。経験をもとに自分の指標を持っておけば選びやすくなる。
それに加えて、宿の場所が
- 夜でも人通りがありそうか
- 街灯があるか
- エントランスに鍵があるか
などを確認しておくと治安面のリスクヘッジになる。
例外としてシーズン・イベントの時期は、安い宿が数ヶ月前からいっぱいになってしまうので前もって予約しておこう。
節約術⑥ カウチサーフィンを利用する
世界中の旅人と簡単に繋がれるSNSで、200カ国130万人が登録している「カウチサーフィン」。直訳するとカウチ(ソファ)でサーフィンの意味。カウチゲスト(旅人)がカウチホスト(宿泊地提供者)を見つけることで旅が手軽になります。お金のやりとりはなく、無料でソファーに寝かせてもらうイメージです。
ぼくも何度かカウチサーフィンを利用した。特に西ヨーロッパは安宿でも3000円くらいなので、利用すれば大きく節約することができる。実際に住む人に、人気のスポットやお店を教えてもらえるので、ガイドブックに載ってるだけの低クオリティの店に時間とお金を浪費せずに済む。
無料で泊まれるが、あくまで異文化交流目的なのでホストと過ごす時間が作れない人にはオススメできないので注意。また、プロフィール欄を英語でしっかり埋めておく必要があるので、事前に登録しておこう。
節約術⑦ Workawayを利用する
Workawayとは、簡単に言えば「1日数時間の労働をしてくれる代わりに、宿と食事を提供するよ」というもの。日本ではあまり馴染みがないが、世界100カ国以上で利用されるほどの人気サービスだ。
「フランスのワイン農場で働いた」や「ケニアで日本語教師してきた」など、確実に他の旅行者とは違う自分だけの旅を演出してくれるだろう。なんて言いながら当のぼくは利用したことがないので、ぜひ利用したいサービスだ。
以上、世界一周中にかかる費用の節約術を7つ紹介した。
まとめ
10ヶ月という長い期間を海外で過ごすことは、とても刺激的でいろんなことを吸収する良い機会だった。そしてたくさんの夢が叶った。「世界一周をしてよかった」と心から言える。だからこそ、しっかり貯金をして、みなさんにもこの感動を味わってほしい。
世界一周に憧れる人の背中を、少しでも押せたら嬉しい。
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